安中総合学園高校 和太鼓部「飛翔」

 部活に取り組む県内の中学高校生が、笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに……仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

県広報番組のロケで(前列左から)横塚沙弥加さん、タイムマシーン3号、ぐんまちゃんと記念撮影する部員=県庁

和の精神で 心に響く演奏を

部長 三上 芽稲(情報ビジネス系列3年)

和太鼓部「飛翔」は今年で創部14年目となります。女子12名男子9名計21名で毎日活動しています。

部活動のモットーは「和の精神を大切にし、人を思いやる気持ちを持ち、社会に貢献できる人間形成」。休日はJR東日本の後援を受け高崎駅や横川駅でSLの運行に合わせ、「おもてなし演奏」を行っています。また、地元企業や地域の行事、老人ホーム慰問など年間60回程、ボランティアでも演奏をしています。これらの外部演奏では地域の皆さんとの関係が深まっているのを感じます。

個性的な部員が多いですが、太鼓への情熱は人一倍強く、作品作りでは活発な意見を出し合っています。それぞれの作品には私たちの個性が反映されていて、独創的な表現力が求められるオリジナル作品もあります。

昨年はGメッセのこけら落としなど県内のイベントも中止となったほか、3月と8月に群馬県代表として出場するはずだった2つの全国大会もなくなってしまいました。定期演奏会の開催も諦め、発表の場がないまま、私たち3年生は8月に引退していました。ところが顧問の先生から「定期演奏会の開催ができる」と聞き、11月から活動を再開。後輩や仲間たちとまた部活動ができ今はとても幸せです。

皆さんに私たちの演奏を観ていただくのは1月の定演のみとなりましたが、感謝の気持ちをこめて発表します。「飛翔」の持ち味は強い打ち込みと軽やかな締め太鼓のリズムです。定期演奏会では皆さんの心に響くように精一杯演奏したいと思います。

■和太鼓部第3回定期演奏会
16日午後4時・17日午後2時
入場無料 各日定員350人
※コロナ対策のため、人数を制限し2公演行う。入場整理券を学校(027-381-0227)で配布中。

 

迫力満点、見どころ満載

副部長 伊原 世李愛(食文化系列 3年)
定演は3部制です。第1部は明るく楽しく元気な曲から凜とした雰囲気の曲を演奏します。第2部はOB・OGが登場し、力強い演奏や変わった奏法の曲など、1部にはない楽しみ方ができる構成となっています。第3部は現役部員全員で演奏する「飛翔天龍」や、昨年の県大会で最優秀賞を受賞した「飛翔」など迫力満点の曲ばかりです。どの曲をとっても観どころ、聴きどころ満載です。

締めくくり、気持ちを込めて

北條 陸斗(福祉系列3年)
私は興味本位でこの部に入りましたが、イベントやSLのおもてなしで演奏を見ている多くの方が感動している姿を見て、和太鼓にとても魅力を感じるようになりました。こうした喜びを与えてくださった方々への感謝の気持ちと、「飛翔」6代目の締めくくりの気持ちを込めて見に来てくださるお客様全員に感動を届けます!

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