暮らし方改革[12月13日号]

今月1日から「ながら運転」の罰則が強化された。こうした事故減少への動きに反し、関越道を逆走した高齢男性が亡くなるなど県内では5日連続で死亡事故が発生。師走の道路は危ない。

私も今春、渋滞した道路で停車中に後方から追突される事故に遭った。100%相手の過失なので、車の修理費や治療費は全額保障されたが、痛みに耐えたストレスは消えないし、通院に要した半年超の時間は戻らない。金属の塊を高速で動かす「運転」の怖さと責任について改めて考えさせられた。今すぐ車を手放すのは難しいが、車に頼らない生活への移行準備を始めた。

折しも大学生の息子が免許を取得し、今秋から私と車をシェアするようになった。週の半分は車を使わずに動く。不自由かと思いきや、電車やバスでの移動中は考え事をしたり風景を楽しんだり、目を閉じて頭を休める時間に当てられるので快適。時刻表や路線図を眺めながら計画的に動き、手に余る荷物は持たないようにするため、時間やお金の無駄遣いが減った。運動量が増え、少しだけ身体も締まった。

事故は不運だったが、暮らし方を見直すには良い機会だったかも。そう遠くない将来の運転卒業に向け、移行期間を前向きに楽しんでいる。

(野崎律子)