田山花袋の冬にまつわる品々 館林で 28日まで

小説「蒲団」「田舎教師」などで知られる館林出身の文豪・田山花袋(1871~1930)の冬にまつわる品々を紹介する収蔵資料展「花袋先生の冬じたく」が、館林の田山花袋記念文学館で開かれている。28日まで。

七福神

新年や新春にまつわる作品のほか、ぐい呑み、年賀状、紋付羽織、お櫃を保温するお櫃入れ、七福神といった花袋の愛用品など73点を展示する。見学しながら問題に答えるワークシートも用意。全問正解者には花袋をモチーフにしたイラストのしおりをプレゼント。

花袋をモチーフにしたイラストのしおり

同市文化振興課の小林里穂さんは「花袋の使っていた生活用品を通して当時の人々の寒い時期の暮らしぶりがよく伝わります」と話す。入館料一般220円、中学生以下無料。12、15、22、24日は休館。午前9~午後5時。同館(0276・74・5100)。

※写真提供 田山花袋記念文学館

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