子育てママさん[10月19日号]

家の片づけをしていると、アンパンマンや戦隊ものビデオと共に表紙がシワシワに波打った育児雑誌が出てきた。かつて、ストレスを抱えた筆者が、ビニールをかけて浴室に持ち込んで読んでいた「ビニ本」だ。育児中、どうしても一人の時間が欲しくて編み出したのだが、当時の戦いを思い出させてくれた。子どもの笑顔は天使のようで可愛いのだが、それ以上に親にとっては苦しいことも多い。

弊紙「子育て応援特集号」の編集を通し、生きづらさを認めて、著書やブログにしたため、大勢と共有しながら一緒に問題を解決していくママさんたちに出会った。

その一人が本県出身のママさん医師の須藤暁子さん(35)だ。リアルな子育てを綴った著書やブログ、エッセイが共感を呼び、ブログではピーク時で400万PVを突破。「男の子は鼻くそを主食にしている」「ママ友とのランチは夢の夢」など、読むとうなずいたり爆笑したり。飾らない言葉は「救われた」「元気になれる」と幅広い層に支持されている。

自分の育児を振り返ると、マタニティーブルーの毎日で、泣き、笑い、わめき、ベタベタ、ドロドロの日々だったが、その濃密な時間が現在の生き方のベースになっている。

子育てに、仕事に、超多忙でも毎日を太陽のように笑いながら乗りこえて生きる「母ちゃん」が、「そのまんまの自分」を飾り気なしに語ってくれた言葉の数々を次号で届けたい。

(谷 桂)