平成キャラクター[3月22日号]

今春、県内の大学を卒業し、埼玉の病院に就職が決まった次女。引っ越しを前に先週末、子ども部屋の片付けを手伝うことになった。 すると、平成レトロなものが出るわ出るわ。ピカチューやミッフィー、ディズニーのぬいぐるみに加え、「カードキャプターさくら」「地獄先生ぬ~べ~」「犬夜叉」の漫画本、「アンパンマン」「耳をすませば」のDVDなどが、ほこりの中から出土。どれも色あせていたが、懐かしいキャラクターたちを見たとたん、一気に子どもの幼少期が蘇った。

小さな手で大事に抱えたり、ある時は放り投げる。友だちに代わり遊んだ後は、ベッドで添い寝した。一番関心があって、うれしい子どもの成長の様々な場面にキャラクターたちがいた。最初は、甘い顔のキャラに、抵抗があった自分も、間もなく声色まで習得した。

その存在は、子どもに夢を与えてくれただけでなく、親として不安で押しつぶされそうになっていた自分にとっても身近で、家族の一員のようだった。

平成も残すところ1カ月。改めて振り返ると、筆者の「平成の記憶遺産」第1位は、助っ人キャラクターと平成一桁生まれの娘2人と息子1人の子育てにあがき、奮闘した日々だ。

今度は、平成の次の時代に登場するキャラクターたちが、娘と新生活を共にするだろう。新たな時代、娘自身もキャラクターのようにパワーを発揮して、患者さんや職場に愛され、明るく過ごしてほしい。

(谷 桂)