「『地域ならでは』が楽しい」をお届け(Vol.8)

「群馬県住みます芸人(※)」として活躍する、みどり市出身コンビ「アンカンミンカン」の川島大輔さんと富所哲平さん、富岡市出身の岩瀬ガッツさんの3人が、それぞれの立場から群馬に根差した独自活動を通して感じたことを、ユーモアたっぷりにつづります。月1回連載予定。
※2011年4月からスタートした「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で、吉本興業の所属芸人が47都道府県に実際に住み地域を盛り上げいく活動。

会場の旧花輪小学校記念館をバックに参加者たちが記念撮影

今日はご報告です。企画提案、司会として関わった第3回「大人の上毛かるた県大会」は、激しい札の取り合いでの指一本の骨折をのぞいて、無事に、楽しく終わりました。「上毛かるたは群馬県民の唯一無二のアイデンティティーです」というのは前回の自分のコラムで書かせてもらったところで、改めてそこを確認できるイベントを開催できたことを、皆さんに感謝申し上げます。

そんな今回の大会のテーマは「『地域ならでは』が楽しい」を参加者にお届けすること。国の登録有形文化財の旧花輪小学校記念館を会場に設定して、わたらせ渓谷鐡道の利用をすすめ、全体を通して、みどり・桐生地域の食・文化・環境に触れていただく。そんな大枠で、一生懸命に頭をひねりました。

学校に合わせて、朝は朝礼、昼は給食、締めは帰りの会。わ鐡の先頭には、上毛かるたでデザインしたヘッドマークを飾り、みどり市地域おこし協力隊に地元産の木を使った木製メダルを、ガラス工芸作家で高校の先輩でもあるメルハバさんに優勝・準優勝トロフィーを依頼しました。

花輪小出身で童謡「うさぎとかめ」の作詞家である石原和三郎さん(1865~1922年)にちなんだ、かめとうさぎのトロフィーを目にした時には、大会の成功を確信した喜びで、うさぎのようにぴょんと飛び跳ねたい思いを、かめのようにグッと堪えました。

地域を一つひとつ地道に探る過程は、興味深い発見と出会いの連続で、想像をはるかに超えて楽しいものでした。本当に骨が折れるイベントでしたが、これからも学び、挑戦し続けることを、ここに報告させて頂きます!

アンカンミンカン
ツッコミ担当 富所 哲平
【プロフィール】とみどころ・てっぺい/83年8月23日生まれ。B型。群馬県住みます芸人アンカンミンカンのツッコミ担当。みどり市出身。千葉大卒業後、地元の幼馴染と芸人の道に進む。趣味はSNS、人つなぎ、誰かの応援。ぐんま特使、みどり市観光大使、環境カウンセラー、お笑いヨガリーダーなどを務める

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