「前橋の美術2020-トナリのビジュツ」関連企画展

AG ART/MAEBASHI

市内のギャラリーで開催中

前橋ゆかりのアーティストを紹介する「前橋の美術2020-トナリのビジュツ」(同実行委主催)に合わせ、市内の各ギャラリーでは関連企画展を開催中だ。若手からベテランまで、多彩な作品が紹介されている。※なお、アーツ前橋で3月15日まで開催を予定していた「前橋の美術2020-トナリのビジュツ」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため会期途中で休止。

前橋美術の「環」楽しんで!
気鋭からベテランまで11作家が出展 〈ヤマトギャラリーホール〉

前橋にゆかりのあるアーティストの作品を紹介する「前橋美術の環(わ)-自然との共鳴2020-」が、同市のヤマト本社1階ヤマトギャラリーホールで開催中だ。3月27日まで。

計画からメンテナンスまでをワンストップで手掛ける建設プロダクトのヤマトは、地域貢献の一環としてギャラリー運営や企画展開催など地元の作家支援に力を入れる。今展では11作家が近・新作などを発表する。

テンペラと油絵の具を用いて人物や植物などを重層的に描いた今井充俊さんの平面を始め、ビビッドな色彩とダイナミックな構図でオーロラを表現した今井ひさ子さんの染色作品や、前橋市内にかつてあったギャラリーをモチーフにした喜多村徹雄さんのドローイング、街なかで入浴する行為そのものを作品化した八木隆行さんの写真、「日記」と題した小品21点からなる今井由佳さんの連作、ボールペンと色鉛筆で幻想的な世界を描いた田中正さんの平面などが並ぶ。

さらに、カナイサワコさん、後藤朋美さん、フィオラモンティ・マッテオさん、ニャムコム(天笠恵子)さん、内田望美さんによるインスタレーションが、独創的なギャラリー空間を創り上げている。気鋭からベテランまで、11作家による多彩な表現の一端に触れられるグループ展だ。

入場無料。午前10~午後5時。土日祝日休館。同ギャラリー(027-290-1800)。

アーツ前橋サポーターがグループ展
〈map前橋“市民”ギャラリー〉

アーツ前橋の活動などを支えるサポーターメンバーによるグループ展が3月6~8、13~15日、前橋の「map前橋“市民”ギャラリー」で開かれる。

同ギャラリーは、「若手アーティストの発表の場を提供しよう」とNPOマエバシ・アート・プラクティス(map)が運営し、ヤマトが活動を支援している。

今展ではサポーター10人の写真や映像、レース、オーブン陶土など、多彩な作品が展示される。大学時代に購入したファッション雑誌で、コラージュ作品を制作した神田知子さんは、「メンバーによる個性的な作品が並びます。気軽に、アートに会いに来て」と呼び掛ける。入場無料。参加無料。石倉康行さん(090-2756-9264)。

 

「おんなのこ」テーマの作品一堂に
〈ギャラリーアートスープ〉

前橋のギャラリーアートスープでは8日まで、県内外の27作家が「おんなのこ」をテーマにした絵画やイラスト、ポストカードなどを展示販売する「いとしのおんなのこ展vol.5」を開催中。13~22日はペン画作家らによる「色彩とペンの息吹展」。同ギャラリー(027-896-9320)

 

9作家が新作を中心に発表
〈画廊翠巒〉

井田昌明「ほしをあつめる」 (2020年)

前橋の画廊翠巒では8日まで、前橋ゆかりの気鋭によるグループ展「もう一つの前橋の美術vol.2」を開催中。井田昌明さんや牛嶋直子さん、須藤和之さん、林耕史さん、藤原泰佑さんなど9作家が、新作を中心に約30点を発表。入場無料。同画廊(027-223-6311)

 

 

 

花火モチーフの写真15点
〈ギャラリーあーとかん〉

前橋のギャラリーあーとかんでは明日7日から15日まで、風景や草花のマクロを撮影し作品を制作する前橋の写真家・長瀬正太さん個展「火の鳥」を開催。花火を題材にした新作15点を発表。入場無料。同ギャラリー(027-896-1317)

 

 

3.11その前とその後
〈ノイエス朝日〉

金家秀男「復興 」(2019年)

前橋のノイエス朝日では明日7日から15日まで、「4人の作家による3.11その前とその後」を開く。東日本大震災から9年。前橋ゆかりの作家ら4人が、「あの日」の前と後に制作した作品を発表する。入場無料。同ギャラリー(027-255-3434)

 

 

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