勢多農林高校 トリマー部

 部活に取り組む県内の中学高校生が、笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに……仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

学校で飼養管理している犬と勢多農林高校トリマー部のみなさん

カットは可愛く、綺麗に、素早く、かつ正確に!

 

部長 佐藤 天寧
動物科学科応用動物コース3年

私たち県立勢多農林高(前橋)トリマー部は1年から3年まで57人が所属しています。

主な活動は、動物科学科の授業で使用する犬の飼養管理やトリミングを行うことです。本校には、担当犬を決めてトリミングや飼養管理を行う授業があり、2人1組でペアを組み、技術を磨きます。ワンちゃんを可愛く、綺麗に、なおかつ素早く正確にカットができるよう、日々努力しています。高校生のうちから専門性の高いトリミング技術を学べる点が、わが部の魅力です。活動の中で、犬の体調変化をこまめに確認し、健康状態をチェックすることには特に気を付けています。

動物愛護イベントではトリミングや犬との触れ合いコーナーを実施

その他に、動物介在活動として老人ホームへの慰問や、動物愛護イベントへの参加を定期的に行っています。動物介在活動では、ワンちゃんと触れ合うことで入所されている方々に心を癒やしてもらうのがねらいです。後日、慰問先から感謝の手紙をいただいた時には、自分たちが少しでも役に立てたと嬉しく感じます。また、動物愛護イベントでは、一般のご家庭の犬のトリミングや、犬との触れ合いコーナーを実施しています。来場者が笑顔で犬を可愛がってくれている時には、こちらも自然と笑顔になれます。

しかし、現在は、外部の方と接する活動が制限されてるのが現状です。早くコロナウイルスの問題が解決され、再開できればと考えています。

はじめは何もできなかった私たちでしたが、今では後輩から頼られる先輩になりました。失敗や壁にぶつかること、大変なことはありますが、その分、周りの先生方に支えてもらい、仲間同士助け合いながら楽しく活動しています。これからも犬への感謝の気持ちを忘れず、またコロナウイルスに負けないよう、笑顔で頑張りたいと思います。

顧問より

犬への感謝を忘れずに

トリマー部顧問 干川 洋輔

トリマー部は、「一緒に学んでいる犬への感謝の気持ちを忘れない」をモットーに、犬の管理、動物介在活動を中心に行っています。動物愛護イベントの参加や老人ホームの慰問など、犬と一緒に活動する場面が多くあります。犬を通して様々な経験をすることで、生徒たちが多方面に気を配り、犬だけではなく周りの人のために行動できるようになっていくことは大変喜ばしいことだと思っています。さらに、外部の方ともしっかりコミュニケーションが取れている姿にも成長を感じます。現在はコロナウイルスの影響で外に出る機会は多くありませんが、できる限りの活動をこれからも続けていきたいと考えています。

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