新たな風、巻き起こす「前橋○○特区」(Vol.17)

多くの来場者で賑わうメイン会場「特区パーク」
多くの来場者で賑わうメイン会場「特区パーク」

地方創生のPR事業として10月10~11月23日までの45日間、市内全域を会場に「前橋○○特区45DAYS」を開催しました。市民の皆さんや市内企業の持つ、強みや夢を応援することで実現化させ、まちづくりに生かしてもらおうという初の試みです。期間中、約50の活動が行われ、約5万人の方にご来場いただきました。

○○特区とは○○部分に自分のやりたいことや得意分野を入れ、宣言することからスタートします。自転車を使ってエコなまちにしたいなら「自転車通勤特区」、男性だけで前橋の将来を語りたいと思えば「男塾特区」など、100を超える特区宣言がなされました。個人的に面白かったのは「影遊び特区」。スクリーンに影絵を投影するというものでしたが、子どもと大人が無邪気に楽しんでいる姿が印象的でした。メイン会場の中央イベント広場も大幅に模様替えしました。前橋の住みやすさ、居心地のよさを象徴する広場にしようと、「特区パーク」と名付け前橋工科大生にデザインをお願いしました。木の温もりを生かした家具やパレットを置き、活動内容に応じてレイアウト変更できるのが特徴です。今後も多くの方に使っていただきたいと思います。

「前橋を良くしたい」「まちのために何かしたい」。前橋には熱い思いを抱いた方がたくさんいます。そうした方々のお蔭で○○特区を成功させることができました。ただ、まだ始まったばかり。「一歩踏み出せない」「仲間が欲しい」 そんな声に応え更に多くの方を巻き込んでいきたいと思います。

中央イベント広場には空っ風が吹き付けています。でも、今年の風は今までと違う気がします。パレットや植栽による木の香り‐それが、新しく温もりのある風に感じるのは私だけでしょうか。

 

前橋市政策部政策推進課政策推進係副主幹
荻原 道元 さん
【略歴】73年藤岡市生まれ。大学卒業後、97年前橋市役所入庁。市民課、文化政策課などを経て4月より現職。前橋○○特区45DAYSを担当。

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