いだてんに勝った男 

綿貫哲雄の足跡をたどる企画展
中之条で9月1日まで

日本初の五輪マラソン選手・金栗四三に勝ったエピソードを持つ中之条出身の教育者・綿貫哲雄(1885~1972年)の足跡をたどる企画展「いだてんに勝った男 綿貫哲雄の生涯」が、同町歴史と民俗の博物館ミュゼで9月1日まで行われている。

綿貫は蟻川村(現中之条町)の農家の長男として誕生。1907(明治40)年に東京高等師範学校に入学し、4年生の時に開かれた徒歩部の長距離走大会(約12㌔)で優勝、3位が入学間もない金栗だったという。その後は学者として明治維新の研究に打ち込み、柔道の祖・嘉納治五郎の長女と結婚している。

本展は、金栗らが主人公のNHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」の放送に合わせ開催。金栗とともに写る選手時代の写真=写真=をはじめ、駅伝に関する資料や東京五輪の際に県内で行われた聖火リレーの映像など約100点を展示している。
入館料一般200円、小中生100円。同館(0279・75・1922)。

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