群馬の古墳出現の背景探る企画展

高崎で12月1日まで 19日は金工ペンダントづくり

川井稲荷山古墳出土 三角縁神獣鏡(群馬大学教育学部蔵)

群馬の古墳の成立過程や社会的背景を探る企画展「群馬に古墳が造られ始めたころ~古墳成立期の様相と古墳出現の背景を探る~」が高崎市観音塚考古資料館で開かれている。12月1日まで。

県内で出土した土器や銅鏡、埴輪など約330点の資料を展示し、弥生時代後期末から古墳時代前期の墳墓や古墳のおこりを8つの地域別に検証する。さらに、群馬の豪族とヤマト王権とのつながりを示す銅鏡「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」を紹介。宮内庁書陵部から久々に群馬へ里帰りした、富岡の北山茶臼山古墳出土の貴重な「三角縁竜虎鏡」も展示している。

金工ワークショップでつくるペンダントトップ(チェーンは付かない)

学芸員の三浦茂三郎さんは「群馬の古墳がいつどのようにして作られたのかを、県内地域ごとの違いを感じながら見て欲しい」と話す。

一般100円、大高生80円。県民の日(28日)は入場無料。月曜(祝日の場合は翌火曜)と今月23日は休館。なお、19日は金工ペンダントづくり(材料代300円、高校生以上、要申込)。11月10日と24日は講演会(無料、申込不要)。同館 (027・343・2256)。

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