廃線を「自転車型トロッコ」で走ろう

紅葉吾妻渓谷

体験試乗会参加者募集中

廃線となったJR吾妻線旧線のレール上を自転車型トロッコで走る体験試乗会が東吾妻町で始まった。今年度最後の試乗企画で、25日と11月8日の参加者を募集中だ。

自転車型トロッコは、八ッ場ダム建設に伴う付け替えで2014年に廃線となった旧線路の一部を活用する町の新たな観光アトラクション。横に並べて連結させた2台の電動アシスト付き自転車のペダルをこいで、規定のルートを往復。間に補助席を設置し、3人で移動することも可能だ。
来年度の本格運行を前に今年5月と8月には「田園コース」で2日間ずつプレ運行を行った。今回の吾妻川に沿って走る「渓谷コース」(1・5㌔)は初めてのルート。全長7・2㍍で「日本一短い鉄道トンネル」として名高かった樽沢トンネルも通る。また、タイミングが合えば「耶馬渓しのぐ」吾妻峡の紅葉を眺めながらサイクリングが楽しめるという。

同町まちづくり推進課の担当者は「普段は走ることができない線路の上を自転車で走れる貴重な機会。紅葉とあわせて吾妻の秋を満喫して」と呼びかける。
参加無料。要予約。1日8便。所要時間約30分。同町吾妻峡周辺地域振興センター集合。20㌅の自転車が乗れる人(困難な場合は補助席を要予約)。同課(0279・68・2111)。

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