高齢者160人が高校生と交流会 桐生

桐生やみどりを拠点に高齢者ら約300人が所属するシルバー気功太極拳倶楽部(石川栄一会長)がこのほど、桐生市運動公園体育館で交流会を開いた。

最高齢88歳を含む約160人が太極拳演舞を披露。また、ゲスト出演した桐生市商高吹奏楽部員が美空ひばりの曲などをメドレー演奏。男子部員がヤングマンを振り付きで歌うと、高齢者らは大きく体を動かして応じた。また、県大会で金賞を受賞したマーチングも披露。その様子に客席は大喝采。顧問の金井由樹教諭は「異なる世代の好みの曲を知ることが演奏の幅を広げる。交流会は出会いをいただく良い機会」と話した。同部部長の山口真愛さん(3年)は「暖かく応援していただき、みな楽しんで演奏できた」と微笑んだ。演武を披露した桐生の杉山アサ子さん(80)は、8月に転倒し大腿骨骨折の手術をしたばかり。「寝たきりを覚悟したが、太極拳で筋肉がついており快復できた。また旅行に行けるのがうれしい」と喜んでいた。

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