るなぱあく 新施設「とことこ迷城」設置に尽力

「前橋は出身の熊谷市と気候も似ていて、今ではすっかり慣れました」と笑う田口さん

オリエンタルコンサルタンツ 田口 翔太さん

15日から、火曜を除く平日のみ営業を再開した前橋市中央児童遊園(るなぱあく)。約3カ月ぶりの開園に合わせ、3月に完成していた巨大立体迷路「とことこ迷城」も、ようやく運行を開始した。新遊具の設置に尽力したスタッフの一人、田口翔太さん(24)は、「待ちに待った開園。『とことこ迷城』をお披露目出来て、ホッとしています。子どもも大人も楽しめますので是非、体験して」と笑顔を見せる。 (谷 桂)

 

「子どもだけでなく大人も一緒に楽しんで!」

芝浦工業大で都市計画を学び、卒業後は大手建設コンサルタント「オリエンタルコンサルタンツ」に入社。新入社員研修で訪れた前橋に魅了され、2年前から同社の群馬事務所に駐在し、関連会社のオリエンタル群馬が指定管理をする「るなぱあく」の遊具設置などに携わるようになった。

18年の赴任時、同園の利用者数は増加中。田口さんらは、開園65周年を迎えるにあたり10、20年先を見据えた新たな迷路の設置構想実現にまい進してきた。「地域の企業の方と心を一つにして完成させた巨大立体迷路には、前橋城や家紋をモチーフにしたデザイン、からくり屋敷のイメージなどを盛り込みました。ネーミングも遊び心いっぱいで、多くの方に喜んでもらえる自信があります」と力強く語る。

「とことこ迷城」は高さ約14㍍、縦約10㍍、横12㍍。巨大な木造建築物で、保護者同伴であれば0歳から利用可能だ。未就学児向け、中級、上級と難易度が異なる3コースがある。15日の再開以来、大好評でリピーターも多いという。

「長らくお待たせしましたが、想像以上に反響が大きくびっくりしています。スタッフ一同、マスク着用や消毒などコロナ対策を徹底しておりますので、安心して楽しんで欲しいですね」 若き技師は一緒に働く同僚らと共に、これからも長く愛され続ける遊園地作りを目指していく。

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