放流やダム湖 間近に 上部&展望デッキ 開放

長野原・八ッ場ダム

ダム本体
ダム本体上部から迫力の放流

八ツ場ダム(長野原町)の左岸に設置された展望デッキが、夏休み中の見学者で連日にぎわっている。展望デッキは今年3月末に完成したものの、新型コロナウイルス感染防止のため一般開放が遅れていたが、先月7日からダム本体上部(天端)の往来とあわせて見学が可能になった。

ダム本体の高さは116mで、両端までの290mを歩くことができる。ダム本体上部からは30~70tもの迫力の放流を、雨量次第だが見学可能だ。

また、同ダム管理支所近くに造られた展望デッキからは、青い水をたたえるダム湖「八ツ場あがつま湖」が一望できる。ダム本体上部で見学していた50代の男性は「見晴らしが良く、ダムが思ったよりも大きいのにびっくり。地域の活性化につながればいいですね」と笑顔で語った。

なお、左岸の展望台「やんば見放台」や対岸の「川原湯展望広場」も同日から再開したが、ダム建設の歴史や技術などを紹介する「なるほど!やんば資料館」はコロナを受け当面、開館を見合わせている。同館でのダムカード配布再開も未定。

ダム左岸(ダム堤体上部、展望デッキ、駐車場P1)は午前10~午後4時半まで開放。年中無休。利根川ダム統合管理事務所(027-251-2021)。(谷桂)

掲載内容のコピーはできません。