江戸時代の大災害伝える 明日3日、一般公開スタート

長野原のやんば天明泥流ミュージアム

長野原町に完成した「やんば天明泥流ミュージアム」が、いよいよ明日3日から一般公開される。江戸時代後期の大災害「天明泥流」により失われた当時の人々の暮らしを、出土品や映像、ジオラマなどで紹介する。

浅間山の大噴火は1783(天明3)年。これにより発生した泥流が吾妻川へと流れ、周辺の村々を飲み込んだ。同町では1994~2019年に八ツ場ダムの建設工事に伴い大規模な発掘調査が行われ、その際、泥流に埋没した村落のほか、縄文から江戸時代までの様々な時代の遺跡が発見された。

同館では、展示室に並ぶ出土品や古文書、ジオラマのほか、噴火当日を迫力ある映像で再現した「体感シアター」などで、先人たちが残した災害の記憶をたどることができる。午前9~午後4時半(3日は午後1時半開館)。水曜休館。一般600円、小中生400円。問い合わせは同館(0279-82-5150)へ。

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