桐生ゆかりの12作家「今」をポップに表現「Kiryu POP」展 大川美術館で今月20日まで

ポップをテーマにした企画展「Kiryu POP 桐生のアーティスト2021」が、桐生の大川美術館で開催中。タイトルには「コロナ禍を少しでも明るくしたい」という思いが込められている。今展では佐々木耕成さん、ジャスミンさん、根本剛さん、宗像りゅうじさんなど桐生ゆかりの12作家が平面や立体、映像などを発表。会場にはシルクオーガンジーを用いた寺村サチコさんの立体を始め、愛らしい動物をモチーフとした唐澤龍彦さんの平面や映像、カラフルな色彩に包まれたモニョチタポミチさんの立体や平面、カエルや魚などを象った小林大輔さんのガラス作品、爬虫類のフィギュアや布などを用いた守亜さんと荒木刺身さんによるユニット作品、自身のアトリエを再現した平田歩さんの作品、2年続けて中止となった桐生八木節まつりを撮影した武耕平さんの写真など、多彩な作品が各作家のコメント文と共に並ぶ。

また、今展のテーマにちなみ桐生ジャンパー研究所がコレクションしたポップなスカジャンなども特別に展示。同展担当の正田淳学芸員は、「重苦しいコロナ禍だからこそ軽快で明るく、風刺も効いた『ポップ』なセンスが求められているのではないか。ユーモラスだけど、ちょっぴり批判的。そんな独自の視点で、『今』を表現した12作家による多種多様な作品を楽しんで欲しい」と話している。会期は今月20日まで。同館(0277-46-3300)

スカジャン
アトリエを再現した平田歩の作品
寺村サチコの立体

 

 

 

 

 

 

 

 

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