熱い思い伝わる力作340点が一堂に 高崎シティギャラリーで

第24回朝日フォトコン2021 第7回朝日中学生高校生フォトコン
入賞入選作品展


「第24回朝日フォトコン2021」(県朝日新聞グループ会、ネッツトヨタ高崎主催)と「第7回朝日中学生高校生フォトコン」(同)の入賞・入選作品展が11~13日、高崎シティギャラリーで開かれた。今年度は朝日フォトコン入賞入選作品220点と中高生フォトコン入賞作品41点に加え、初めて朝日フォトコン準入選作79点を展示。会場にはバラエティ豊かな作品の数々が並んだ=写真。
 
今展では、最上位の大賞・朝日新聞社賞に輝いた堀越靖之さん(59=玉村町)の「福よ届け」と新島学園高3年の楠本文さん(18)の「陰陽」、ネッツトヨタ高崎社長賞の田島正義さん(72=伊勢崎市)の「器の小宇宙!」と前橋工業高1年の小池美心さん(16)の「熱鉄を飲む」といった上位賞作品に加え、風景写真やスナップなど撮影者の熱い思いが伝わる力作が展示された。
 
家族と友だちの入賞作を観に来たという小山恵愛さん(12=前橋)は、「色んな写真があって見ていて楽しい。自分も何か撮ってみたくなりました」と笑顔で語った。朝日フォトコン2021に入選・入賞した竹本ひろ子さん(73=高崎)と長井久子さん(73=前橋)は、「どの写真も表現力や着眼点が素晴らしく、大いに刺激を受けました」と話した。

大賞受賞者にインタビュー

その場の雰囲気が伝わるように
第24回朝日フォトコン2021 大賞 朝日新聞社賞「福よ届け」
堀越 靖之さん(59)

この度は大きな賞をいただきありがとうございます。作品は、地元にある玉村八幡宮の秋の餅まきです。空を舞うものと笑顔を撮りたいと、事前に魚眼レンズを装着してイメージを膨らませました。
 
最前列、下の方から見上げるようにアングルを工夫して一日中カメラを構えました。作品は午前中のワンカットです。秋空の感じも良く、イメージ通り、赤や緑などカラフルなお菓子が、空を舞いました。福男、福女の皆さんも笑顔いっぱいです。受賞の知らせにより、職場でも社長表彰してもらえることになり、うれしい限りです。これからも、その場の雰囲気が伝わる写真を撮影したいですね。

2度目の大賞に感謝
第7回朝日中学生高校生フォトコン 大賞 朝日新聞社賞「陰陽」
新島学園高3年  楠本 文さん(18)

中3の時に、いとこの女の子を撮影した作品で大賞をいただき、高校最後に再び大賞を受賞できて、とてもうれしく、びっくりしています。
 
同級生と一緒に校内を撮影して、部室に戻ろうとしたとき、教室にオレンジの光が差していました。「ここで撮れそうだね」とお互いに被写体になりながら、ポーズや角度を工夫しました。この作品は顔がしっかり半分影になっていて、力強さや目力も表現できたと思います。先生や先輩が写真の基礎を教えてくれて、以前より技術も向上しました。大学に進学しますが、今度は朝日フォトコンに挑戦したいです。これからもよろしくお願いします。

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