キュートで心癒される世界観を楽しんで 「雨月衣のいとおしき世界展」開催中


前橋文学館

前橋市出身の漫画家・イラストレーターの雨月衣(うげつ・ころも)さんの初個展が前橋文学館で開催中だ。

雨月さんは1988年に漫画家デビュー後、軽快なエッセイコミックやテレビ番組「伊東家の食卓」、雑誌やコスメブランドの挿絵などイラストレーターとしても活躍。近年は趣味を生かし、手芸作家としても活動の幅を広げている。

今展では、雨月さんの創作過程がアナログからデジタルへと変遷する中で生まれた様々な作風が楽しめる。生原稿、愛用の机、自らコーディネートした着物、人形、手芸作品など約200点が並び、バラエティーに富んだ内容となっている。初公開の作品や漫画製作の作業工程の映像も。展示担当者は「雨月さんの漫画やイラストから、一人の作家がすべて描いたとは思えない幅広い作風に触れて、ぜひ幸せを感じてください」と見どころを語る。

3月19日に「トーク&サイン会」(午前10時・午後1時半)、同26日には創作を間近で見られる「ペインティングパフォーマンス」(同)も開催予定(いずれも事前予約要、各先着20名)。5月15日まで。午前9~午後5時(入館は同4時30分まで)。水曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧無料(朔太郎展示室と特別企画展は有料)。同館(027・235・8011)。

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