ほのぼの、ユーモラスなペネロペの世界 絵本原画展 開催中

富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館で 6月12日まで

『ペネロペ かずをかぞえる』より
Penelope by Anne Gutman and Georg Hallensleben
© Gallimard Jeunesse
Licensed by Nippon Animation Co., Ltd.

青いコアラの女の子が主人公の絵本シリーズ「ペネロペ」の原画を紹介する企画展「ペネロペ絵本原画展」が富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館で開催されている。6月12日まで。

同シリーズは、3歳のコアラの女の子ペネロペの日常生活を、ほのぼのとユーモラスに描くフランスの絵本作品。「リサとガスパール」で知られるパリ在住の画家ゲオルグ・ハレンスレーベン、アン・グットマン夫妻により2003年に出版され、世界中で愛され続けている。国内でも日本語版「ペネロペ」の出版タイトル60以上、累計部数300万部を超える人気作品。2006年にはNHKでテレビアニメ「うっかりペネロペ」の放送もスタートした。

同展は一昨年に開催予定だったがコロナの影響で中止となっていた。日本初公開の作品を含む絵本原画のほか、スケッチや作家試作品など130点以上を紹介。同展を担当する学芸員の阿部紗也可さんは「原画ならではの筆遣いや繊細な色遣いなどをご覧いただけます。ぜひ家族や友人と一緒にペネロペの愛らしい世界観をお楽しみください」と話す。

また、会期中はペネロペの絵本とアニメを楽しめる「おはなしのへや」を開設するほか、特大ぬいぐるみと写真が撮れるフォトスポットの設置、絵本の読み聞かせ、グッズ販売などを行う。午前9時半~午後5時。月曜休館。一般700円、高・大学生300円、中学生以下無料。問い合わせは、同館(0274-62-6200)へ。

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