暮らしの中の繋がるマルシェ 12日前橋で

野菜や果物、フード、アンティークなど

前橋駅北口にある赤レンガの上毛倉庫(前橋市表町)=写真=で今月12日、「フランスのマルシェ」をコンセプトにしたイベント「暮らしの中の繋がるマルシェ」が開かれる。

主催するのは、同市西片貝町で2016年からアンティークショップ「ラトリエブロカント」を営むフランス人のトニー・デュランさん(42)。フランスでは、日常生活に市場(マルシェ)が深く浸透していることから、「人と生産者がつながるマルシェを行いたい」と企画した。地元でこだわりを持って生産している農家をはじめ、古いものを受け継ぐアンティークショップ、ランチを提供する様々なフード店、日々を彩る花店など34店が出店。ニンジンやトマト、タマネギ、カブ、ブルーベリーなどの旬な無農薬農産物のほか、焼き菓子、ドーナツ、古道具、フランスアンティークなどが販売される。トニーさんは、「マルシェを楽しんでもらうことはもちろんですが、そこで手にしたモノを家に持ち帰ってからも、豊かな日常生活を送ってもらえば。当日はお互いに、『ボンジュール』と笑顔であいさつしたいですね」と話す。上毛倉庫は、繭糸の保管倉庫として明治時代に建築された歴史ある倉庫で、現在は新聞用紙や段ボール原紙の保管・配送を行っている。今回のマルシェは、前橋駅前の活性化を考えていた前橋市が同倉庫にラトリエブロカントを紹介し実現した。開催時間は、午前9~午後2時。荒天中止。ペット不可。近隣のパーキングを利用。問い合わせは同事務局(090-2412-4633)。
インスタグラム:@latelierbrocante_antiquitefr

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