「ふぁんぱーく」が敷島に誕生

楽々園5代目が奮起

県立敷島公園内にあり、今年創業100年を迎えた歴史あるホテル「パークホテル楽々園」(前橋市)。同ホテル2階に子ども用の遊び場「ふぁんぱーく」が今春、オープンした。

アパレルブランドに勤務していた関口悟代表(30)は2年前、「お客様の減少に加え、コロナが追い打ちをかけている。商売を終わりにしようか」と悩んでいたのを聞いて、「自分を育ててもらったホテルを再建し、敷島公園を盛り上げていきたい」と、5代目になる決心をした。

就任後はクラウドファンディングを利用して、1階におしゃれなカフェ「キングピンカフェ」を、結婚式場だった2階に「ふぁんぱーく」を作った。

「ふぁんぱーく」には、エアーで膨らませた迫力満点の大型滑り台=写真㊤=やアスレチック、ボールプール、五感を使って楽しめる県内初導入のタッチパネル式ゲーム機=同㊦=も並ぶ。1階でフードやドリンクを注文したものを、食べたりくつろいだりしながら、子どもが遊ぶのを見守ることができる。他の飲食物の持ち込みも可能。

また、公園内におむつ替えや授乳スペースが少ないことから、同ぱーくに隣接した和室を自由に利用できるようにもした。関口代表は、「自分自身子どもができてから親子で楽しめる施設に興味が出ました。公園に来たけど雨が降ってきたとか、暑すぎるとか、屋外で遊べなくなった時などに、ぜひ活用してください」と呼び掛ける。

なお、カフェでは現在、お子様ランチも考案中。カフェや1階にある美容室を利用する際には、3歳以上の子どもの預かりサービスもあり。(松本亜希子)

■前橋市敷島町37 営業時間午前10~午後5時、火曜定休。宿泊者無料。小学生以下1時間500円、フリータイム1000円。中学生以上500円(オールタイム)。同ホテル(027-231-4876)。
インスタグラム : @fanpark.rre 

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