古墳でのフィールドワークを通し 共作したインスタレーション

津田 直(写真)+ 原 摩利彦(音楽) 太田で10月30日まで

image from the series TORAINOASHIOTO
© Nao Tsuda + Marihiko Hara

写真家と音楽家の2人が群馬の古墳=写真=を中心としたフィールドワークを通して共作したインスタレーション作品を紹介する展覧会「津田直+原摩利彦 トライノアシオト―海の波は石となり、丘に眠る」が、太田市美術館・図書館で10月30日まで行われている。写真家の津田さんと音楽家の原さんは、古墳時代に大陸からの渡来人によって海を越えてもたらされた文化に触れながら構造的に古墳にアプローチし、写真や音楽などを用いたインスタレーション作品として表現した。企画に携わった同館の山田晃子学芸員は「博物館で古墳について学ぶのとはちょっと違う、美術館ならではの、古墳をテーマにした現代アートの展覧会です。五感を使って楽しんで」と話す。観覧料一般500円。月曜と9月27日、10月25日休館(祝日は開館し翌日休館)。同館(0276-55-3036)。

【関連イベント】 9月18日午後1時半~津田さんが作品について会場で話した後、新田荘歴史資料館収蔵庫を見学する「トーク&ツアー」。10月8日午後2時~は二人が作品制作やフィールドワークについて語る「アーティストトーク」。いずれもHP(https://www.artmuseumlibraryota.jp/)の申込フォームから要事前申込(ツアーは10日までに、トークは13日までに)。

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