年の瀬

いよいよ年の瀬。神社も年末年始の準備に追われている。渋川八幡宮の「大祓式」を紹介。また、、玉村八幡宮の巫女研修について報告する。

年越しの大祓式で世界平和を祈る
29日、渋川八幡宮

渋川八幡宮は今月29日午前10時、「年越しの大祓式」を開く。

大祓は人が無意識に重ねたとされる罪や穢れを祓い清めるという神事で、半年に一度行われる。参加者は人の形に切られた和紙の人形に名前を書いて神拝詞「大祓詞」を奏上、切麻をまいて身辺を祓う。

当日は高崎出身のオペラ歌手の山田由紀子さんが歌唱奉納として「故郷」を歌うほか、祭典の模様を動画サイトで生配信する。同宮の小野善一郎宮司は「大祓の言葉を世界に向けて奏上し、コロナ終息と世界平和を祈りましょう」と呼びかける。初穂料は千円からで19日から事前申込も受け付ける。要マスク着用。同宮( 0279-24-0122 )。

 

巫女正月研修会 開催
玉村八幡宮

玉村八幡宮で4日、巫女と男性の助勤者の初詣研修会が開かれた。

参加者は近隣の高校生や大学生、社会人など27人。女性は白衣と緋袴の巫女姿、男性は半纏姿となり、境内を巡りながら来場者の応対や、神社での言葉遣いなどについて説明を受けた。拝殿では正式参拝を行い期間中の無事を祈った。境内には七五三に訪れた家族連れも多く、初々しい巫女らの姿に目を細めていた。

初めて参加した町内の蔵内彩夏さん(高校3年)は「なじみ深い神社だが、巫女として参加し、神聖な場であることを実感した。アルバイトで培った接客のスキルを生かしたい」と目を輝かせた。

 

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