一足早く春告げる 河津桜の意外な名所!?

早咲きの桜・河津桜(かわづざくら)が県内各地で咲き出し、春の訪れを告げている。
高崎、藤岡の隠れた鑑賞スポットを紹介。

藤岡
斜面彩る穴場スポット

藤岡市の花「藤」をテーマにした公園「ふじの咲く丘」に隣接する庚申山総合公園側斜面では、約20本の河津桜が咲き出した。

ふじの咲く丘は、毎年4月から5月にかけて咲く藤の名所として知られているが、知る人ぞ知る河津桜の鑑賞スポット。現在、咲き具合は木によりまちまちだが、早い木は満開に近い。

市内から家族で遊びに来た浅見有紀さんは、「ここは藤のほか、芝桜やソメイヨシノもきれいですが、河津桜の穴場スポットでもあります。近々、見頃になりそうなので、また観に来たいと思います」と話した。ふじの咲く丘の駐車場が便利。問い合わせは同市商工観光課(0274-40-2317)へ。

高崎
白とピンクのコントラスト

高崎市の箕郷梅林では、梅の花と共にピンク色の河津桜が鮮やかに咲き、見頃を迎えている=写真は過去。

同梅林は秋間、榛名と並ぶ「ぐんま三大梅林」の一つ。丘陵地帯に約10万本の梅が植えられ、毎年梅まつりを開催している。河津桜は、2カ所あるまつり会場のうち「善地会場」の駐車場を囲むように約300本が植えられている。殺風景だった駐車場周辺の土手を華やかにしたいという地元の要望を受け、白梅とのコントラストが楽しめるよう約15年前に植栽した。

なお、今年の第36回梅まつりは売店の設置のみ。3月下旬まで開催中。駐車場代300円(普通車)。問い合わせは同市箕郷支所産業課(027-371-5111)。

掲載内容のコピーはできません。