街のリビング  白井屋ホテルの「軌跡」と「奇跡」を描いた豪華本を出版

Shiroiya Hotel Giving Anew

英語で書かれた豪華な白い書籍と緑の冊子の2冊組

2020年12月に誕生し、「街のリビング」の愛称を持つ白井屋ホテル(前橋市本町)。なぜ、どのように「白井屋ホテル」が出来上がったのか、その「軌跡」と「奇跡」の歩みを紹介する書籍「Shiroiya Hotel Giving Anew」(田中仁財団発行)が今月出版された。著者は、建築設計を担った建築家の藤本壮介さんを始め、編集者の橋本麻里さん、レストランジャーナリストの犬養裕美子さんら。

3月7日に東京・天王洲の寺田倉庫で行われた出版記念パーティーでトークをする田中仁さん(左)と藤本壮介さん

本はデンマークでデザインや印刷し、英語で書かれた白い豪華本(264頁)と日本語で書かれた緑の冊子(48頁)の2冊セット。「なぜ『白井屋ホテル』は再生したのか」から、「未来へと歩む、めぶく街、前橋。」まで7章からなる。緑の冊子では、同ホテルオーナーで財団の田中仁代表理事が、「当時、廃業したホテルを再生したいと専門家に相談したが、どこからも相手にされなかった」と語っているように、大胆でスタイリッシュな前例のない建築として着手し、6年の歳月をかけて完成に至った誕生を振り返る。さらに、建築やアートが多様された部屋、食などを紹介しながら、まちの活性化を目指した軌跡をたどっている。11000円(税込)。4月4日に東京代官山蔦屋書店でトークイベントあり。問い合わせは、同ホテル( 027-231-4618 )。  (谷 桂)

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