市内小学校のあゆみ振り返る企画展

4月9日まで、みどり・コノドント館

国指定登録有形文化財の「旧花輪小学校」の全景。写真の建物は日本鋼管の創設者・今泉嘉一郎の寄付により建て替えられ、1931(昭和6)年に落成したもの(現在に至る)。現在は改装工事中

明治から昭和にかけてのみどり市内の小学校にスポットを当てた企画展「みどり市の小学校―開校150年記念・新設記念―」が、同市大間々博物館(コノドント館)で開かれている。4月9日まで。

同展では、明治初期~昭和中期の卒業証書をはじめ教科書や学用品、ガリ版で刷られた修学旅行のしおりなどの実物資料のほか、尋常小学校の校舎や行事、授業風景などを写した貴重な写真などあわせて100点を紹介。また、特攻隊員の養成師団「常陸教導飛行師団関係資料」として、飛行靴や食器など旧大間々町内に残されていたもののほか、「さわれる展示物」として、唱歌の授業のために導入された足踏みオルガンも展示。

みどり市では「学制公布」の翌年1873(明治6)年5月に花輪小(旧勢多郡東村)が最も早く開校。小学校統合に伴い閉校した2001年に国の有形文化財に登録された。その後、「旧花輪小学校記念館」として公開。今年は開校150年を迎える(来年度リニューアルオープン予定で、現在は改装中のため内部見学は不可)。また、市内では昨年、「笠懸西小学校」と、小中一貫の「あずま小中学校」が新設され、小学校に関連する話題が重なったことから今展が企画された。

一般200円、小中学生50円。月曜休館。同館( 0277-73-4123 )。

開催中の企画展「みどり市の小学校-開校150年記念・新設記念-」の展示風景。奥にある足踏みオルガンは実際に演奏体験をすることが可能
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