町制55周年記念 5月5日に「鶉古城まつり」開催!

邑楽 多々良沼公園 

邑楽町の多々良沼公園(鶉古城跡・うずらこじょうあと)で、令和5年5月5日の「5」並びの日に、町制施行55周年を記念し「鶉古城まつり~春の陣~」を初開催。子どもから歴史・刀剣ファンまで幅広い層が楽しめる様々なイベントを行う。

鶉古城は、鎌倉時代末期から安土・桃山時代ごろにかけて、多々良沼に突き出た半島部に存在したとされる中世の城。現在は、南北に延びる高さ3㍍長さ250㍍ほどの土塁と、それに沿った空堀が残る。

多々良沼の地名は、日本刀の材料となる玉鋼を作る「たたら製鉄」が語源で、この地にはかつて徳川幕府御用鍛冶二代目康継の弟が滞在し、鍛刀を行っていたとされる。今回のまつりでは、鶉古城で鍛刀したとされる刀剣「(葵紋)康継以南蛮鉄於上州鶉古城作之」のほか、沼底から採取された、金糞(かなくそ)と呼ばれる鉄滓(てっさい・製鉄の不純物やかす)が展示される。同役場の担当者は「鶉古城打ちの刀剣が約350年ぶりに里帰りしますので、ファン必見です」と話す。

ほかにも、町のスポットをまわるスタンプラリー、和太鼓演奏、町モチーフの飾りが載った武将兜での記念撮影=写真、町公認キャラクター「オーランドさん」との撮影会(午前10時・午後1時、各回先着50人)、キッチンカ―の出店やクラフト作家によるマルシェなど。午前10~午後3時。雨天中止。問い合わせは町役場企画課( 0276-88-5511 )へ。

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