水郷のまち・板倉で 春の揚舟

6月までの土日限定

板倉町を流れる谷田川を木製の舟「揚舟」(あげぶね)で遊覧する「群馬の水郷 揚舟 谷田川めぐり」の春の運航が始まった。6月25日までの土日限定で1日7便就航する。

船頭がガイドをしながら竹ざお1本で操船=写真。同町のフィッシングパーク「群馬の水郷」を発着所とし、約1・3㌔の水上コースを40~50分かけてゆっくりと周遊する。船上からは、水辺ならではの動植物や景観、水文化の歴史などがたっぷり味わえる。

揚舟は、渡良瀬川と利根川に挟まれた板倉町特有の文化で、かつて、川の氾濫時に移動手段として使われていた。ふだんは各家庭が軒下などに吊り下げて「揚げて」あったことに由来するという。

午前9~午後3時まで1時間間隔で出航(15分前までに要乗船手続)。料金は中学生以上1000円、小学生以下500円。天候や河川の状況により運休する場合があるため、必ず当日、運航状況を電話で確認すること。同町産業振興課( 0276-82-1111 )。

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