リンゴの季節、到来

沼田で合同開園式

合同開園式でおぜの紅の収穫体験を行う園児ら

関東有数のリンゴ生産県、群馬。利根沼田、吾妻、渋川など県内の産地では、直売やリンゴ狩りなどを行う観光農園が続々とオープンしている。

県内で最も生産が盛んな沼田市では5日、同市りんご組合の合同開園式が開かれた。会場の滝沢りんご園(同市白沢町)では、市内の利南幼稚園の子どもたち12人が大きく真っ赤に実った早生の県育成品種「おぜの紅」を収穫体験した。

同組合の木内修一組合長は「今年は春先の霜や夏のひょうに悩まされましたが、『一人でも多くの方に食べてもらいたい』と各園で丁寧な管理に努めてきました。とても甘くて高品質なリンゴになっています。行楽シーズンに紅葉や他の観光施設と合わせて、秋の味覚を楽しんでください」と呼びかける。

早生で県育成品種の「おぜの紅」は今が旬

同組合には市内の農家70人が加盟。準備が整い次第、順次開園し、おおむね11月下旬まで営業する予定。おぜの紅を皮切りに10月の「紅鶴」「陽光」「スリムレッド」「ぐんま名月」などの県育成品種、11月の「ふじ」まで、様々な品種のリンゴが楽しめる。なお、園により栽培品種や開園時期が異なるため、事前に問い合わせを。同市観光協会( 0278-25-8555 )。

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