「SDGs」関心持って!

食品ロス軽減目指すGS   高崎に誕生
大学生と赤尾商事がタッグ

「SDGsや食品ロスに関心持って!」と呼びかける赤尾商事の品田可菜さん、平田さん、都丸さん、今井さん(写真左から)=高崎市菅谷町のAKAOモール

食品ロス削減を目指す「AKAOモール」が今夏、高崎のガソリンスタンド「セルフ高崎菅谷サービスステーション」内に誕生した。学生とエネルギー総合商社「赤尾商事」(赤尾佳子社長)による初のコラボ企画で、地元人気店のパンや洋菓子などを24時間販売する。

ガソリンスタンドを活用した新規事業は、「SDGs」に取り組む同社のインターンに参加した群馬大3年の今井ゆいさんと県立女子大3年の平田里菜さんが考案。2人は「SDGsや食品ロスへの関心を高めてもらおうと企画しました。給油のついでに立ち寄って欲しいです」と笑顔で語る。

モールには洋菓子店「ルイドール」(前橋)とパン店「アボワ」(同市)、省エネコンサルティング「三究知」(高崎)が出店。廃棄食材を使ったラスクや賞味期限間近のパン、県産どんぐり茶などを販売する。ルイドールのオーナーパティシエの都丸握司さんは、「割れてしまったエクレア生地と豆腐店のおからを再利用したオリジナル商品を作りました。少しでも食品ロスに繋がれば」と話す。同社の赤尾社長は、「スタンドを給油するだけでなく、地域のSDGsの取り組みを広げる場として活用していきたい。他のスタンドでの展開も視野に入れています」と意気込む。同モール( 027-372-1190 )。

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