厄除け薬師大祭、参拝客でにぎわう 

桐生の泉龍院

参拝客らに祈祷を施す僧侶

約600年の伝統ある祈祷寺、桐生市菱町の泉龍院で、大晦日の深夜から4日まで「厄除け薬師大祭」が開かれた。晴天に恵まれた元旦の境内には、多くの参拝客が訪れ、鐘をついたり、線香の煙を衣類にまとわせた。

祈祷が行われた本堂では、約100脚の椅子が、参拝者で満席。複数の僧侶が交替で読経や清めの水を振りかける洒水を行って、祈祷札を授与した。

泉龍院は、龍の伝説から開山された辰年にゆかりの寺。龍に関する天井絵や欄間彫刻もある。本堂では、室町時代に遡る寺院の由来についてアナウンスもあった。家族連れの参拝者が多く、両親や祖父母のひざの上で神妙に手を合わせる子どもたちの姿も見られた。今後も祈祷を受け付けている。詳細は同院ホームページ( https://kiryu-senryuin.jp/ )へ。

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