「SLぐんま伊香保」初運行

夢二の美人画がヘッドマークに
17日、高崎ー渋川間

当日走る予定のSL(C61 20)

JR東日本高崎支社は17日、高崎駅と渋川駅の間で「SL/ELぐんま伊香保」を2往復(計4便)運行する。

下り(渋川行き)の2便(午前9時56分高崎発、午後2時10分同)はSLが先頭。黒い煙や白い蒸気を吐き出す蒸気機関車ならではの迫力ある走りが体験できる。一方、上り(高崎行き)の2便(午前11時28分渋川発、午後3時15分同)は電気機関車(EL)が、客車とSLをけん引する。

「SLぐんま伊香保」に掲出するヘッドマークには夢二の代表作「黒船屋」(竹久夢二伊香保記念館所蔵)をデザイン 

ヘッドマークには、美人画で知られ伊香保にゆかりのある竹久夢二の作品をデザイン。2種類あり、往路と復路で掛け替えて掲出する。また、郷愁をそそる旧型客車の内部には、夢二の作品(複製画)を展示。同支社広報担当の春山樹さんは「初めて〝伊香保〟の名称が入るSLが走ります。当日は渋川駅でイベントも開催するので、ぜひお越しください」と呼びかける。

イベントは渋川市とJR渋川駅との共催で、SLに乗車しない人でも参加できる。市のブースでは湯の花まんじゅうなどの地場産品販売のほか、射的体験やこけし絵付けのワークショップなど。JRブースでは、記念硬券の入鋏や子ども駅長制服着用などが楽しめる。午前9時~午後3時。

乗車には指定席券が必要(乗車券は別途)。中学生以上840円、小学生以下420円。現在発売中だが、残りわずか。問い合わせは同支社(027・320・7111)へ。

 

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