ぴえん [「今年の新語は『ぴえん』」―朝、スマホに飛び込んできた…]

「今年の新語は『ぴえん』」―朝、スマホに飛び込んできたネットニュースの見出しに思わず「え?コロナじゃないの?」とツッコミを入れた。が、記事を読むと、毎年話題になっている「ユーキャン新語・流行語大賞」の発表ではなかった。

「ぴえん」は「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語』」で大賞に選ばれたのだという。実は、また別の、女子中高生が使う言葉から選ぶ「JC・JK流行語大賞」では、昨年すでに1位を獲得済みの言葉で、若者には「当たり前」のフレーズとなっているらしい。

泣いている様子を表す語で、もとはメールなどで使う「絵文字」に由来するのだと、つい最近中学生の娘に教わったばかり。悲しみの感情を表してはいるものの、そこまで深刻ではなく、親しい相手に気軽に使えるので個人的には嫌いではない。字面も可愛らしく、近い将来、辞書の見出し語として採用されるかと思うと、何やら楽しい。

ちなみに、「ユーキャン」の大賞は「3密」と発表され、こちらはすんなり納得。不安や恐怖、悲しみの中で過ごした2020年もあとわずか。決して「ぴえん」の一言では片づけられないこともまだまだ沢山あるが、「そんな言葉もあったね、ぴえん」と軽く流せる日が来ることを願うばかりだ。

(上原道子)

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