朝の時間を楽しむ、スムージーのようなコンサート!

「文化むら・朝のコンサート」 6月と10月に開催

6月3日は、朝の光の中で美しいピアノの音色をお楽しみいただきました

―催しのコンセプトを教えてください
洋泉興業大泉町文化むらでは、朝の時間帯を活用した約60分のステージ「文化むら・朝のコンサート2023」を開催しています。一般的にコンサートは、午後や夜間に開催されていますが、こちらは、午前9時半開演。来場者や演奏者にとって1日を始める前の、いわばウォーミングアップの時間です。通常のコンサートが「ランチセットやディナーコース」とすると、こちらは、「スムージーやグラノーラ」。そんなコンサートがあっても良いのでは? という発想です。とは言っても中途半端ではなく、プロの演奏家が楽しいトークとともに、朝にぴったりの選曲でお届けする、聴き応えのある公演を目指しています。
―6月3日の初回公演は、いかがでしたか
大泉町出身のピアニスト志村和音さんがピアノ・ソロで、バッハやショパンなどを奏でました。窓から朝の風景が見える小ホールでの座席配置は、客席とステージの一体感を狙って、ピアノの周りを取り囲む形。来場者からは、「気軽に参加できた」、「気持ち良く一日が始められる」と、とてもご好評いただきました。「お馴染みのショパンやラヴェルの曲を、朝に聴くととても新鮮」といった感想も。クラシックだけでなくディズニーやジブリの曲も演奏され、お子様も楽しく過ごしていただいた様です。
―次回の出演者や曲目については?
次回10月21日は、今回出演した志村さんが、古楽器チェンバロを演奏します。さらに、フルートの浅沼春香さん、チェロの小野恵美さんが加わり、「管・弦・チェンバロ」を楽しめる豪華版となります。J.S.バッハなどのバロック音楽を朝に聴くのは、格別ですよ。でも実は、朝に本番を行うためには、準備やリハーサルをすべて前日に済ませなくてはならず、特にチェンバロの調律は、開演直前に再調整するなど手間がかかります。このような貴重な機会ですので、ぜひご来場ください。

10月はチェンバロを使った演奏をお聴きいただきます(写真は昨年の公演)

洋泉興業大泉町文化むら
文化課課長 福田 雅さん

■「文化むら・朝のコンサート2023」
第2回「管・弦・チェンバロで彩るフレッシュなひととき」/10月21日(土) 午前9時30分開演/洋泉興業大泉町文化むら・小ホール/全席自由1800円(税込) オンラインチケット販売あり 好評発売中/※3歳未満入場不可 チケット・お問い合わせは文化むら電話( 0276-63-7733 )/
ホームページ:https://www.bunkamura.or.jp/

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