中央中等教育学校 科学部

部活道に取り組む県内の中学高校生の笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに…仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

 

 

 

中央中等教育学校科学部の部員たち(同校理科室にて)

「ロボット」「水質改善」「乳酸菌培養」3つを柱に研究

部長 田尻 海登(たじり かいと)
(普通科 5年)

本校科学部は、「責任感・連帯感・学習意欲の向上」をモットーに、平日の放課後に毎日活動しています。現在、中等部20人、高等部16人の計36人が所属しています。

部活動では主に3つの研究を行っています。「自律型ロボット」の研究では、被災者を救助するロボットが安全な最短経路を選ぶアルゴリズム(作業手順)を作成しました。「中庭の溜池」の研究では、本校の溜池の水質を改善する方法を模索しています。先輩が始めた研究を代々発展させているもので、昨年度は身の回りのものを使って池の水質を改善する方法を検証しました。また、「ケフィアグレインの培養」の研究では、腸内環境の改善により大腸がんの発生リスクを抑制する効果があると言われているケフィアグレイン(乳酸菌と酵母が共生発酵したもの)の効率的な培養方法を探っています。昨年度県理科研究発表会ではこの研究で最優秀賞を獲得し、今年度の全国総文祭に出場することが決定しました。

また、他県の高校との交流として11月と1月に研究発表会を開き、互いに意見交流を行うことで知見を深めることができました。今後は、他学年や他校との交流機会を増やし、さらに活発な交流を図れるよう努めます。

自律型ロボットの研究では、文字を書くプログラムを作成している
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