藤岡工業高校 ウエイトリフティング部

部活道に取り組む県内の中学高校生の笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに…仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

 

 

 

 

藤岡工業高校のウエイトリフティング部の部員たち

会場全体の応援が緊張を“力”に変える

部長 小林  巧(電気科3年)

藤岡工業高校ウエイトリフティング部は現在、1年1人、2年2人、3年4人で活動しています。学年関係なく仲がよく、互いに切磋琢磨しながら個々の目標に向かって日々練習に励んでいます。

ウエイトリフティングは、いかに重いバーベルを頭上まで上げるかを競う競技で、選手の体重によって階級が分かれます。バーベルの重さは自分の体重の2倍以上にも。スナッチとクリーン&ジャークという2つの種目を3回ずつ行い、一番良かったそれぞれの記録の合計重量で順位が決まります。スナッチとは床にあるバーベルを一気に頭上に上げる競技、クリーン&ジャークは一度肩まで持ち上げたバーベルを反動を使って頭上に持ち上げる競技です。2回に分けて持ち上げる後者の方が、より重いバーベルを持ち上げることが可能です。いずれも、上げてから足を平行にして静止、ブザーがなったら成功です。肘が曲がると成功とならず、失敗したら2回まで挑戦できます。

体幹や足の筋力、瞬発力が大切なので、日々の活動では、腹筋背筋やスクワットなどの基礎練習を中心に行っています。また、試合を通して出た課題を一人一人が考え、自主練習などで補って解消することで成長につなげています。例えば、試合でスナッチを失敗してしまった時は、修正するためにフォームを何度も確認したり、デッドリフト(ウェイトトレーニングの一種)などを取り入れ、重いバーベルを持っても姿勢が崩れないよう練習しています。本番では1人で演技台に立つためとても緊張しますが、会場にいる全ての人たちの応援が力に変わります。そして成功すると会場全体から大きな拍手をもらえる。その時の達成感がウエイトリフティングの魅力の1つです。

初めは全員が未経験でしたが、先輩や顧問の先生、他校の先生達から教わることで関東大会や全国大会、国体にも出られるまでに上達しました。今年度はインターハイに3名の選手が出場。残念ながら入賞できず悔しい結果となりました。が、この3年間、コロナの影響がある中で目標を達成するために努力を怠らずに高い意識をもって練習に打ち込めたと思います。来年は3年生になる全員が全国大会へ出場し、入賞できるようがんばってもらいたいです。また、すごく楽しい競技なので、多くの人に興味をもってもらえたらと思います。

 

 

とちぎ国体で6位に入賞した3年小林のクリーン&ジャーク。スナッチは5位(105kg)、トータルでも5位(105kg・129kg)だった
四国インターハイに出場した3年熊谷のスナッチ
朝練習で背筋に取り組む3年生部員
充実した学校トレーニング場で練習に励む部員たち

全国12位 誰よりも練習し来年こそ制覇

副部長 根岸 蒼空(機械科2年)

私はウエイトリフティング競技を高校生になってから始めて、自分の中の最初の目標であるインターハイに出場することができました。81キロ級に出場。結果は、スナッチが90kgで28位。クリーン&ジャークが128kgで10位。トータルが218kgで12位でした。理想はスナッチ97kgとジャーク130kgだったので、ほど遠い結果でした。でも、全国大会のいままでにない緊張感やトップ選手のフォームなど勉強になるところがたくさんありました。来年のインターハイまでに誰よりも練習し、そして誰よりも競技を楽しみ、自分に負けずに全国大会優勝を達成したいです。周りの応援してくれる人たちや支えてくれる人たちに感謝を忘れずに励んでいきたいと思います。

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