サッカーJ2 [ザスパクサツ群馬](Vol.24)

笹川裕昭のスポーツコラム
FW30 小野関虎之介 選手

「虎ゴール」でザスパを勝利に導く!

プロとして新たなスタートを切る小野関選手。開幕戦から注目です!

いよいよ、ザスパクサツ群馬の新シーズンが始まります。2月18日土曜の開幕戦は、ホーム・正田醤油スタジアム群馬に昨シーズン12位のブラウブリッツ秋田を迎えて行われます。昨シーズンも終盤までJ2残留争いに巻き込まれ、厳しい戦いが続いたザスパ。大槻毅監督と契約を更新し、スタイルの継続、深化を目指し、「勝ち点50、16位以内」という目標に挑みます。また、9人の新選手も加わり、チームのテコ入れも図りました。

その新加入選手の中で注目しているのが、唯一の高卒ルーキーである、FW30 小野関虎之介選手です。小野関選手は高崎市出身で、健大高崎初のJリーガー。これだけでも話題性はありますが、プレイヤーとしても活躍が十分期待できる選手と注目が集まっています。

小野関選手の特徴は、前線からボールを持つ相手選手を追い込み、相手のゴールに近い位置でボールを奪う能力が高いこと。そして、どんな場所からでも足を振り抜き、早いシュートでゴールを奪える得点能力の高さです。まさに大槻監督の目指すサッカーでも、「相手のゴールに近い位置で連動してボールを奪って、素早いシュートでゴールにつなげる」というのが狙いとしてあります。小野関選手は、まさにそれを体現できる選手なのです。

これまでの練習を見ると、高卒ルーキーだから、ただガムシャラに頑張っているというだけでなく、自分の特徴をしっかり出し、チームがやるべき事にも対応しながら、全力プレーを披露しています。練習中は「虎、ナイス!」と声がかかるなど、チーム内の評価もグングン上がっています。もちろん、18歳のルーキーは、身体も成長段階。長くプロで活躍するためには、体作りも重要です。それでも、早い時期、いやいや、開幕戦での出場もあると期待しています。卒業後の進路では、大学からのお誘いもあったと聞きますが、すべてお断りし、「プロ」になるため、地元のクラブであるザスパへ進むことを決断しました。

プロに年齢は関係ありません。評価は結果のみです。小野関選手には、様々な活躍や特に「虎ゴール」でザスパの勝利に貢献するとともに、その名を轟かせてもらいましょう!

笹川裕昭
Sasagawa hiroaki

1978年3月28日生まれ、埼玉県さいたま市出身、大東文化大卒。ラジオ局エフエム群馬で、アナウンサーとして、スポーツ実況や朝夕のワイド番組に出演。現在は、株式会社フットメディアに所属し、スポーツ実況を中心に県内外で活動。個人サイト「SASAnote」(https://sasanote.net/)を運営し、県内スポーツの情報発信も行う
Twitter:@hiro3sa
Instagram: hiro3sa_insta

掲載内容のコピーはできません。