毎朝、高１女子の弁当作りに苦戦している。長男のときは焼肉丼をメインに、コロッケや春巻きなど手軽な冷凍おかずを利用し忙しい朝を乗り切った。
一方、娘は冷食が苦手。「お助け」のツールが一気に減る。小中学の給食のありがたみを実感しながら、ハンバーグも唐揚げも朝から手作りする日々。
そういえば、彼女は家でも朝からリクエストするほど大のラーメン好き。「ならば」と、試しに熱々の汁、麺、具材を別々の保温用弁当箱に入れて持たせてみた。すると、帰宅後、開口一番「おいしかったよ」との一言。「ただ、教室では黙食なので、すする音が響いてちょっと恥ずかしかったけどね」。コロナ禍ならではの感想か。
好評につき、週１で麺弁当に。夏場はうどん、そうめんなどの冷やし麺にも挑戦。冷麺は冷水で洗って油をまぶすば麺同士がくっつかないことも分かった。
先日はスーパーで、かけたり和えたりするだけで和洋中、様々な麺料理が楽しめる「麺の素」なる商品を発見。一回分ずつ小分けにされ、麺つゆをはじめ、すだちおろし、ごまだれ、肉みそ、カレー、トマト、豚骨しょうゆ、担々麺風など多彩だ。これは活用するしかない。
食欲減退や昼のマンネリ化に悩める人、麺弁当、お試しあれ。
（上原道子）