電子書籍 [萩原朔太郎没後80年の展示を観るため、世田谷文学館に行った…]

上州日和タイトル

萩原朔太郎没後80年の展示を観るため、世田谷文学館に行った。その中に、朔太郎や北原白秋、室生犀星らの作品をイメージしてキャラクター化したマンガ「月に吠えたンねえ」(清家雪子作)の原画に出合った。マンガは主人公「朔」や「白さん」「犀さん」などが登場する日本近代詩の世界を笑えて学べる青春ストーリー。その作品を実際に読んでみたいと、書店に行くが在庫切れ。そこで「電子版」を検討してみた。
 
今まで電子書籍を購入したことがなかったが、興味がふつふつ。検索すると、電子版の該当マンガが見つかった。すぐにワンクリックすると、購入までわずか約30秒。データをダウンロードして、リーダーを開いたら、スマホで読めるように。24時間いつでも購入できるし、決済もスムーズだ。画面をスワイプしてページをめくり、作品の世界観にどっぷりハマった。収納場所もこれなら気にならない。
 
一方で、好きな紙本は眺めるだけで心が潤うのも事実。質感がたまらない本があったり、「貸し借り」もできる。
 
マンガに限らず、今度はビジネス書も電子版を試してみよう。両方にあるメリットを活用できそうだ。読書の幅も広がる予感がする。気になった方、読書の秋にお試しあれ。

(谷 桂)

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