女性力のネットワーク化(Vol.23)

太田市長と対談する矢島里佳さん(左)=おおたなでしこ未来塾
太田市長と対談する矢島里佳さん(左)=おおたなでしこ未来塾

おおたなでしこ未来塾も先月で最終回を迎えた。最後の講師は、子どもたちの日常品を日本全国の職人と共につくる伝統ブランド「和える」の矢島里佳代表で、ラストを飾るに相応しい経歴の持ち主。伝統工芸品を販売する会社を慶応大4年時に創業、在学中にペンネーム「なでしこりか」としてマナー本を上梓するなど多分野で活動中だ。
矢島さんを講師にお願いしたのは、伝統工芸を通じて地方が地方の良さを活かしながら起業していること、在学中に起業していること、さらにビジネスコンテストの賞金を活用して小資本でリスクを少なく起業している起業家だったから。
講演では受講者に向け、周囲の人に思いを伝え、理解してもらうことの大切さを温かいメッセージと共に伝えて頂いた。清水聖義市長との慶應大学先輩後輩対談では、学部を選んだきっかけからマーケティングの話まで大いに盛り上がった。
未来塾は終了したが市では今後、日本政策投資銀行主催の女性新ビジネスプランコンテストに応募できるような人材をなでしこ未来塾1期生から生み出し送りだしたいと思っている。そのために、ワーク&ライフ・インターンシップを主催するスリール㈱の堀江敦子代表によるブラッシュアップ講座を年度内に開催する予定だ。
起業家支援を担当して感じるのは、起業家同士のネットワークだけでなく創業担当者間の繋がりも大事であるということ。また、若いうちから起業を身近に感じてもらうことも重要。市としては、未来塾のような短期的支援だけでなく長期にわたるサポートが必要だ。
今後、長期的には中高生に対し身近に起業を感じてもられる環境を作り、起業も就職の選択肢の一つとして捉えてもらえるような支援に取り組んでいく。前例踏襲ではなく、常に前進、前のめりの姿勢で突き進みたい。

 

太田市産業環境部産業観光課
主任 山本 伸一 さん
【略歴】79年埼玉生まれ。早稲田大学在学中に東オレゴン大学に留学。卒業後、東松山市役所入庁。07年退職。民間会社でWEBアパレル「DHOLIC」立上げに参画後、09年太田市役所入庁。13年から現職。