渋川工業高校 アイスホッケー部

 部活に取り組む県内の中学高校生が、笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに……仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

アイスホッケーを通して巡り会えたすべての人に感謝

主将  野村 悠眞(電気科3年)

渋工アイスホッケー部は、部員14名で活動しています。いつもであれば、県外への合宿や練習試合、夏休みを利用しての大会参加などを行っておりましたが、今年度はコロナでスタートが遅れた上、スケジュールのほとんどが中止となってしまいました。しかし、各自がその環境下で自主性を高め、体力・筋力・精神力とも、例年に引けを取らないレベルまで向上させることができました。チームとして目標を見失いそうな時期もありましたが、その度に3年生を中心に話し合いを重ね、わずかな希望を信じ、意識の高い活動が出来るよう全員で模索しながらここまでやってきました。今年のチームは「ONとOFF」のメリハリを意識でき、やるべき時にすぐにチームが一枚岩になれるところが強みです。現在は様々な制限はあるものの、冬季競技に関しては、関東大会・インターハイともに開催出来る方向で計画がすすんでおり、「夏場に悔しい思いをした、ほかの部活の3年生のためにも頑張ろう」という思いのもと、部全体がいい雰囲気の中で練習することが出来ています。先日、インターハイ県予選にも無事勝利し、今はチームとしてラストスパートに入っている状況です。

「スピーディーかつパワフル」 魅力もっと知って

アイスホッケーは、本県ではまだまだマイナー競技ではありますが、世界でみると競技人口はトップに位置づけられています。スピーディーかつパワフルで、魅力的なところがたくさんあります。ゴールは最短2秒で決まることもあり、一瞬の気の緩みが命取りになります。また、ルールの中ではシチュエーションによって激しいボディコンタクトが許されており、そこには「我慢とチームファーストの精神」を養う学びもあります。もし機会があれば、皆さんにも是非、観て触れてほしいと思います。この競技との出会い、競技を通して巡り会えたすべての仲間に心から感謝しています。

 

1月のインハイ、悲願の1勝へ

副部長 櫻井 嘉月(電気科3年)

先月23日の県予選では、高崎工に勝利し、今年もインターハイ出場を決めることが出来ました。序盤、全体的に動きが固く、空回りしてしまった部分がありましたが、中盤以降は修正。チームの合い言葉「シンプルプレー」を全員で実践して、得点量産に成功しました。私たち3年生は1月下旬のインターハイ(21~25日、長野県)へ向けて残り2カ月の活動となりますが、最後の舞台では最初から良い動きができるように全員で準備して、悲願である「インターハイ1勝」を目指します。

私は渋工に入学して、初めてアイスホッケーというスポーツを知りました。最初は不安な面もありましたが、今は本当にこの競技に出会えたことに感謝しています。この記事を目にしてくれた人が、1人でも多くこのスポーツに興味を持ってくれると嬉しいです。

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