生誕110年 戦後日本の教育者であり歌人 斎藤喜博展 開催

群馬大学中央図書館

群馬大学中央図書館(前橋市荒牧町)では、戦後日本の教育者として活躍した「斎藤喜博」の資料パネル展 「斎藤喜博 教育者として、歌人として」と題した展示を開催している。

斎藤喜博は、戦後、佐波郡島村小学校(その後の伊勢崎市立境島小学校、2016年閉校)の校長として、独自の「島小方式」という教育実践に取り組んだ教育者。「子どもの持っている無限の力を引き出し、高めることこそ『教師の仕事』」と提唱し、全国から視察が絶えず、農村の小さな小学校の名を全国に轟かせたことで有名になったという。卒業式で思い出を呼び掛け合う「呼びかけ形式」は喜博校長の発案で始まったとして、NHK総合「チコちゃんに叱られる」でも紹介された。一方で、喜博は土屋文明を師としたアララギ派の歌人としても有名。パネルや資料約100点で活動を紹介する。

担当の山内可菜さんは、「戦後間もない時期に、群馬県の小さな村の小学校で行われていた教育は、全国から1万人もの視察が訪れるほど注目を集めていました。著作から教育理論を、短歌からは信念を貫く苦悩に触れることができます」と話す。なお、共同企画した県立図書館での展示は終了している。平日のみ30日まで。午前9時から午後5時(火・木は、午後7時まで)。前日までに要事前予約(027・220・7185)。

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