埴輪が浮かぶデジタル展示室新設 リアルとデジタルを融合

高崎・県立歴史博物館

「質・量ともに日本一」といわれる「埴輪王国ぐんま」をさらに発信しようと、群馬の森にある県立歴史博物館(高崎市綿貫町)は、3月19日、最新のデジタル技術を導入した「デジタル埴輪展示室」を常設展示に新設した。

展示室では、国指定重要文化財で塚廻り4号古墳(太田市龍舞)から出土した「ひざまづく埴輪」など7体の埴輪について、宙に浮かびあがったり、回転したりする立体映像で体験できるようになった。これは、高精細3Dデータを活用した国内初となる最先端デジタル技術を導入した埴輪の3Dホログラム。

国宝で綿貫観音山古墳(高崎市綿貫町)から出土した埴輪「三人童女」など6体も、非接触ディスプレーにより、様々な角度から鑑賞可能。来館者は、機器に手をかざしたり握ったりして埴輪の映像を動かしながら、今までにない埴輪の姿を見ることができる。

「はにわ研究所」コーナー

また、同室内の「はにわ研究所」コーナーでは、「発掘体験や埴輪の復元」をゲームやクイズで疑似体験できる。子どもと3人で前橋市から来館した勝俣美穂さん(40)は、「埴輪の後ろ側も見えていいですね。子どもも夢中になっています」と笑顔で答えた。類くん(10)と凱斗くん(6)は、デジタル機器を上手に操作して楽しく学んでいた。

担当の深澤敦仁学芸係長は「県内から出土した国宝や重要文化財の埴輪を実物展示するだけでなく、多面的なデジタル展示に取り組みました。多くの方にご覧いただければうれしいです」と呼び掛ける。要事前予約。一般300円(常設展)。月曜休館(祝日の場合は開館して翌日休館)。同館(027-346-5522)

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