没後80年、第一詩集『月に吠える』の謎を紐解く

前橋で朔太郎忌開催  東出昌大さん出演14日

前橋出身の詩人・萩原朔太郎(1886~1942)をしのぶ「朔太郎忌」が14日に昌賢学園まえばしホールで開催される。没後80年、50回の節目となる今回は「謎めぐり『月に吠える』の事件簿」と題し、第一詩集『月に吠える』(1917年刊行)の初版本にまつわるエピソードに焦点を当てる2部構成で行う。

第1部は「初版本の魅力―朔太郎と群馬の詩人たち」をテーマに、昨年同書の貴重な初版無削除版を前橋文学館に寄贈した日本文学研究家の川島幸希さんと詩人の松浦寿輝さんが対談する。

第2部はリーディングシアター「さんにんふたくみ」。同書が刊行されるまで起きた様々な出来事を生方保光さんの演出で紐解く。東出昌大さん、柳沢美千代さんほか出演。14日午後1時半開演。定員600名。料金1000円(同館観覧券1回分付)。事前申込要(同館窓口でチケットを購入するか同HPから申し込む)。同実行委(027-235-8011)。

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