全国初!移動式PCR検査バスが臨時衛生検査所登録

大泉町のスター交通

観光バス事業や民間救急搬送を手掛けるスター交通(大泉町・碓氷浩敬代表)は、新型コロナウイルスの検査装置を大型バスに載せた「移動式PCR検査バス」が、県の臨時衛生検査所として登録されたことを受け、今月4日にGメッセ群馬(高崎市)で記者発表と一般公開を行った。

PCR検査はウイルス遺伝子の有無を調べるもので、検査施設は住所固定の建物に設けなければならなかったが、本年2月に移動式の検査所も認められるようになり、同社のPCR検査バスが全国で初めて登録された。同社では昨秋に同様のバスを試作したが、検査精度をより高めたいと群馬パース大学医療技術学部の長田誠教授や情報システム運営会社nullの大田真也さんらの協力を得て、試行錯誤の末、新たな検査バスを完成させた。

今度のバスは検体採取後すぐに車内で分析を行い、結果はインターネットを通じてクラウドサーバーにアップ。医療機関はバスの帰還を待たずに必要なデータを取り出せる仕組みで、一日に200件の検査が可能という。通常のPCR検査では検体を検査所まで運んだり、報告書作成に時間を要し、結果の確認までに数日かかることもあるが、同社のバスは最短3時間。遅くとも検査した当日中に確認できる。

2020年に横浜港のクルーズ船で発生した集団感染者搬送を担当した同社の碓氷代表は、「搬送を通じて検査の迅速化が急務と痛感した。PCR検査バスなら医療設備や交通手段の乏しい地域でも精度の高い検査を効率よく進められる。水害や地震などの被災地にも駆けつけてお手伝いしたい」と話した。

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