「視覚障がい」をキーワードに メノキ書房 初出版

谷川俊太郎さんが推薦文

視覚障がいをキーワードに、「一般社団法人メノキ」の出版部門「メノキ書房」(前橋市)が、絵本「みえなくなった ちょうこくか」を先月、初出版した。

メノキ書房から初出版した絵本

絵本のモデルになったのは、下仁田町在住の彫刻家でメノキの代表理事、三輪途道(みわみちよ)さん(55)。三輪さんは、長年、木彫作家として活躍してきたが、目の難病で次第に視力が狭まり、木と刃物を使う木彫から、粘土と漆を使った「脱乾漆」に技法を替えて製作。それらの作品写真がページをめくるごとに登場する。

彫刻家でモデルになった三輪途道さん

文は、三輪さんと18年の付き合いがある前橋在住のライター、立木寛子さん(66)が担当した。「みえるって、どんなこと?」をテーマに、視覚を失った彫刻家の心模様を「みえなくても みえるんだよ こころで みているよ」などと詩で表現している。立木さんは、「読んだ人の心に一粒の種として蒔かれることがあったらうれしい。ぜひ手に取ってください」と呼び掛ける。帯には日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんが「すいせんのことば」を寄せた。

出版記念として絵本専門店「本の家2」( 027-212-7273 =前橋市千代田町)で31日まで三輪さんの作品を展示(28・29日は休み)。27日午後2時から作者の立木さんによる朗読会を開催する(要申込)。
同書房HP: https://menoki.org/

文を担当した立木さん
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