シシド・カフカさん&農大二高吹奏楽部

本番に向けてセッション

メキシコ生まれでドラマーのシシド・カフカさん率いるリズムイベント「el tempo(エル・テンポ)」が、東京農大二高吹奏楽部と11月26日に高崎芸術劇場で共演する。女優やモデルとしても活躍する人気のシシドさんは、県外でも活躍する農大二高の感性豊かな演奏に感銘を受け、一緒に演奏したいと声を掛けたのがきっかけとなって実現した。本番前に、両者の合同練習が19日、同校で行われた。

練習当日は、同吹奏楽部の3年生17人とシシドさん、エル・テンポの3人が、ノリの良い即興曲に挑んだ。ブエノスアイレスでドラムを学んだシシドさんは、「ハンド・サイン」という手や指の動きで指示を出す独特のサイン・システムで音楽を表現。国籍や年齢を超えた「一期一会」の即興演奏を創造している。顧問の樋口一朗教諭は、「サインを見て演奏するのは初めてで、高校生にとって貴重な体験」と話す。参加した生徒は、「初めての体験ですが、音楽に身を乗せて楽しくできたら」「一生懸命練習して、当日は高校生ならではのパワーで演奏したい」と意気込みを語った。シシドさんも「皆が、のみ込みが早く、いろいろできそうです」と意欲を見せる。

26日午後3時からが、農大二高との共演ステージ。同午後7時からは、ブエノスアイレス出身の巨匠サンティアゴ・バスケスさんが登場する。2ステージとも、同劇場スタジオシアター。チケットは一般6千円(25歳以下3千円、高校生以下1500円)。同チケットセンター( 027-321-3900 )。

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