手遊びうた考案の齊藤二三子さんが講演会

新島短大

学生らに手遊び歌を指導する
齊藤さん(壇上左)と鈴木教授(同右)

新島学園短期大学(高崎市・岩田雅明学長)はこのほど、フランス民謡を元とした手遊び歌「グーチョキパーでなにつくろう」の考案者で幼児教育研究家の齊藤二三子さんを招き、特別講演会「心と言葉を育て育ちあうふれあい遊び 手遊び・指遊び・ことば遊び」を開いた。齊藤さんは「子どもたちは遊びの天才。手遊びや歌遊びを通じて子どもたちの心が育ち、言葉が身に付いていく」と話した。手遊び歌の紹介では、地域によって展開が異なるわらべ歌の紹介や、子どもの反応と励まし方、音から学ぶ日本語などについて紹介。学生らは組になって、かわるがわる子役を務めて手遊びや伝承遊びなどを学んだ。齊藤さんは「その遊びにどんな効果があるかを考えるといい。昔は祖父母や年上の子から遊びを学ぶ機会が多かったが現代では少なくなった。教育者である皆さんの言葉も行動も子どもたちのお手本。子どもの心に寄り添い、素敵な先生になって」とエールを送った。2年の本多亜衣さんは「手遊び歌は大人同士でも楽しかった。実習で生かしたい」。同じく絹川優美さんは「言葉の大切さを改めて認識した。子どもたちと一緒に考えて成長していきたい」と話した。

 

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