除夜ではなく 昼間に鐘撞き 

宝徳寺(桐生)

床もみじで知られる人気の寺、臨済宗宝徳寺(金子英宗住職・桐生市川内町)では、大晦日の「除夜の鐘(かね)」を行わずに、昼間に撞(つ)く「除日の鐘」を実施している。

近年、同寺でも参拝者の高齢化が進み、年配者が夜間の外出を控えることが多くなっていた。「誰でも昼間なら気軽に鐘を撞ける」と、大晦日の日中に鐘撞きを始めて8年目。「除日の鐘」を通して「参拝者を増やし、繋がりが薄くなっている地域のコミュニティを活発にしたい。みんな揃ってゆく年に感謝し、笑顔で大晦日を送りたいですね」と金子住職は呼び掛ける。31日午前10~午後4時まで。時間内に何度でも鐘撞きに参加できる。予約は不要。大晦日限定の御朱印(直書き)は、要予約。軽食販売のキッチンカーも出店。同寺( 0277-65-9165 )。

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